2011年11月19日土曜日

学びの再読効果

昨日のエントリーで、若手事業家のおふたりに「仕事と育児の両立」についてお話させていただいた、と書きましたが、今日はお二人からいただいた感想を、ご紹介しようと思います。(もちろんご本人たちの了解済み)

まずは、女性のSさんの感想から。
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今日、お話を聞いていて、ぼやっとしていたものが、確信に変わったように思います。

特に会社を辞め、独立してから、経済的、そして精神的に自立した女性でありたい!と強く思うようになったのですが、なかなか自分の理想とする方にお会いすることができませんでした。

同じように考える同年代の友人と「いないなら自分たちがなればいい」と話していたのですが、今日、やはりそうなんだなと確信しました。

また、女性の先輩方から色々と学びたく、様々な女性経営者や活躍されている方々にお会いしてきましたが、結局「決断する→あとは行動するだけ」というところに行き着くのだなとも感じました。
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Sさんは「仕事と育児の双方を充実させている」ロールモデルを探しておられたそうです。

私自身、「仕事と育児の両立」しているロールモデルの女性を探した記憶がなかったこと、また100%自分の理想を体現している人を探す必要はない思っているため(誰かのコピーになることに時間を費やす必要性を感じないため)、ロールモデルのそれぞれのいいところを「つぎはぎ」して、自分がそれになればいいというお話をしました。

また「どのようにして、仕事と育児を両立させれば良いのか?」という質問もありましたので、「両立する、と決めて、やるだけ」というお話をしました。

■ 次は男性のKさんの感想です。
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仕事と家庭を両立させることについて、ためになるお話ばかりで非常に勉強になりました。

「バランスではなくハーモニー」「道が2本に別れていたら中央突破」というお話が特に心に残っているのですが、仕事も家庭も、常にご自身のベストを尽くそうとされる姿勢に、このテーマのみならず、自分の人間関係、自分の事業など、幅広い分野での自分の姿勢を見直すきっかけをいただきました。

今日はさっそく女性の社員を相手に、このテーマについていろいろと議論してしまいました。
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Sさんが自分の問題として私の話を聞いてくださったのとは異なり、Kさんは、「仕事と育児の両立」から離れても通じる、普遍的なエッセンスを取り出してくださったようです。

「バランスではなくハーモニー」「道が2本に別れていたら中央突破」という話はいずれ稿を分けて書きますが、確かに他の分野にも応用できそうな考え方でもあります。

またKさんが自社の従業員の方と、早速お話してくださったことは嬉しいことでした。

私は、「仕事と育児の両立」については、男性にも積極的に話を聞いて欲しいと思っているので(その理由はこちらで書いているとおり)、心底よかったなぁと思っています。

■ いかがでしょう?

同じ話を同時に聞いても、印象に残るところは人によって違うため、自分以外の人の視点を知ることで、「その話もあったなぁ」とリマインドになったり、「そういう見方もできるのか」という新しい気づき、学びを得ることができます。

また私自身も自分の話した内容ながら「そんな視点もあるのか」と、新鮮に感じることができました。

人から話を聞いたり、セミナーや本などで学んだことを、アウトプットし、同じ経験をした人と共有することで、さらに学びを深めることができる。

ちょうど、一度読んだ本を改めて再読すると、それまで気づかなかった新しい学びを得られることと似ていますね。

というわけで、この「学んだことをアウトプットし、共有することで、相互に学びを深めることができる」という効果を「学びの再読効果」と呼ぼうと思います。

(ほんとうはもう少しカッコいい呼び方をつけたかったのですが、ひとまず今日はこの命名にします)

Kさん、Sさん、嬉しい感想をありがとうございました!


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