2014年9月1日月曜日

家庭でも代替案を提示せよ

仕事と育児のため時間に追われる日々を送っていると、子供からの「ねぇ、ねぇ、これちょっと見て」、「一緒にあそぼ」、「絵本読んでー」、「ちょっとこっち来てー」という要求に対して、

「ちょっと待ってね」、「あとでね」、「今はできない」という回答をせざるを得ないことも、多々あると思います。

特に朝の出社間際の時間帯には、「ムリだってば!」、「うるさい!」、「忙しいんだから黙ってなさい!」と、攻撃的な物言いになってしまうこともある、かもしれません。

できれば、子供の要求はすべて聞いてあげたい。それが理想なのはわかっている。毎回毎回、「今はムリ!(バッサリ)」では、子供も傷つくのもわかっている。でも、そんなこと言ってられない…

というのが現実でしょう。


こんなときオススメの方法、それは、「代替案を提示する」ことです。

例えば、「一緒にあそぼー」と言われたとき。

(朝のドタバタの中で遊ぶ時間なんてないよ!!)と思い、「今は時間がないから、夜にね」と回答したら、子供はどう受け止めるでしょうか。

きっと「なーんだ、つまんないの」、「仕事なんて、行かなきゃいいのに」と、ふてくされた気持ちになるでしょう。

一日の始まりが台無しになる、とまでは言いませんが、明るく前向きなスタートとは、なりづらそうです。


ですから、まずはその気持を「いいよ、遊ぼう」と受け止めてあげる。

でも実際には、プラレールや積み木などでガッツリ遊ぶ時間はありませんから、「でも今はXXをしなきゃいけないから、お歌あそびでもいい?」と代替案を出すのです。

歌をうたうことなら、作業しながらでもできますよね? そして子供も、親の様子はよく観察していますから、多くの場合、この代替案を受け入れてくれるでしょう。


こうして、

・まず、子供の要求や「XXをしたい」という気持ちを受け止める
・その上で、対応可能な代替案を提示する
・代替案で一緒に遊ぶ

ということをすることで、子供は「一緒にあそんでもらった!」と思い、心が満たされるのです。


ここまで読んで、「それができればねぇ…」、と思われたでしょうか?

でもこれ、普段みなさん職場では自然に行なっていることだと思うんです。


職場では仕事の依頼に対して、「できません(キッパリ!)」、「ムリです」と言ってオシマイ、なんて対応、しませんよね? 必ず、代替案や譲歩案を提示しているはずです。

子供からの要求も、それと同じこと。代替案を提示することが重要なのは職場だけではないのです。


*いつも応援ありがとうございます!

0 件のコメント: