2013年1月25日金曜日

ツンデレ上司の親心

以前、取引先にとても印象的な管理職の方がいました。

仕事と部下に厳しく(もちろんご自身にも)、遠慮なく叱責し、時に突き放し(でも、もちろん気にかけて見守っている)、というスタイルの方。

直接の部下の方々にすると「厳しい!」と悲鳴をあげたくなることもあったかもしれませんが、周囲は「それも親心ゆえなんだよね」と暖かく見守っていました。

特に印象的だったのが、この方の下に配属された新入社員の方と、初めて仕事をすることになったとき。

上司の方が、「今度、◯◯という人間から、××について、ご相談がいくと思う。新入社員なので不慣れな点があり、ご迷惑をおかけするかもしれないが、どうぞよろしくお願いします」という旨の連絡を予めくださったのです。

先方がクライアント、という関係だったので、当然ながら、どのような年代のどのような立場の方が相手でも、失礼のないように接していましたし、言われずともキチンと対応するつもりではありましたが。

「きっと、この新入社員の方には、『この件については、A社の霜月さんという人にコンタクトして進めなさい』程度しか指示を出してないんだろうな」とか、「こんな親心あふれるフォローの電話を入れているなんて、部下の方は夢にもおもわないんだろうな」と思うと、「こんな『ツンデレ上司』もカッコいいじゃない」なんて思うのです。

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