2012年12月10日月曜日

1 x 2 ≠ 2

「初めての子供が生まれると、世界が変わる。
でも二人目、三人目と子供が増える分には、最初ほどのインパクトはない」

私自身、これまでに育児経験がある諸先輩方から、幾度となく言われてきました。

最初は「ホントかなぁ?」と半信半疑だったのですが、今ははっきりと言い切ることができます。

「子供の数が二倍になっても、労力は二倍にはなりません!」

なぜでしょうか?

まず第一に、自分に「母親」としての経験が備わっていることが大きいです。

初めての赤ちゃんとの暮らしは、慣れないことばかりです。「産みの苦しみ」を乗り越えたと思ったのも束の間、体力がなかなか回復してこないあせり、どころか、昼夜関係なく2ー3時間おきにミルクをせがみ泣く子供の世話に追われ、自分のための時間を持つこともままならない現実、話が通じず、そもそも何を要求しているか理解不能な、コントロール不能な我が子。

いつまでも泣き止まない我が子を抱きながら、「世界が変わってしまった…」と茫然自失、途方に暮れることもしょっちゅうだと思います(体験談です・笑)。

が、一度育児を経験していると、大抵のことに対象できる上「こんなもんか」と達観でき、精神的にも(一人目の時よりは)ゆとりが生まれます。

(実は二番目の子のお世話より、多くの場合、赤ちゃんがえりしてしまう上の子のケアが大変だったりするのですが、こちらはまだ何とか対処のしようがある、と個人的には思います。個人差はありますが…)

また、一人目のときは、何から何まで育児書にあるとおり、きっちりしなくては!と思いがちかもしれませんが、二人目以降になると、いい意味での手の抜き方も覚えてきます。

さらに、上の子がそれなりに戦力となってきます。赤ちゃんがえりがあったり、年齢差にもよりますが、2歳を超えていれば、しつけ次第では、少なくともお願いしたものを持ってきてくれたり、食事のあとに自分の食器を下げるくらいのことはできると思います。

これだけでもだいぶ違うことは、実際に育児中の方なら強く賛同いただけるかと思います。

3歳以上離れていれば、一緒に遊んでくれたり、ミルクをあげてくれたり、ということも可能です(しつこいですが、個人差はあると思います)。

そして三人目にもなれば、その「戦力」が二倍になっている、しかも上の子はさらに戦力として強化されている、ということで、さらに期待できます。

また育児に必要なグッズが、あらかた揃っていることも、精神的なハードルを下げるのに一役買ってくれます。性別が違う場合、そのままお下がりできないこともありますが、それでも一から全て揃えるよりは、はるかに楽です。

これらを考慮すると、実感としては、一人目の時の労力を1としたら、二人目で1.6(実感値)、三人になっても2.4くらい(予測値)、でしょうか?

三人目の労力をについては、経験後にアップデートしたいと思いますが(笑)、ともあれ「1x2は2にあらず」ということは、自信を持ってお伝えできます。

二人目を迷っている方がおられましたら、経験者からの感想でした。

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