2012年11月19日月曜日

「マタニティー・マーク」の正しい使い方


先日、「時差通勤のススメ 」というエントリーを書いたところ、「『マタニティー・マーク』をつけて、優先席の前に立っていても、譲ってもらえないものなのでしょうか?」という質問をいただきました。

ところで皆様、「マタニティー・マーク」、ってご存知でしょうか?

※マタニティー・マークとは:
妊娠している女性、特に外見からは分かりづらい妊娠初期の女性が、主にバッグなどにつけることで、妊娠中であることを周囲に知らせ、サポートを得やすくなることを目指したマークです。妊婦バッジ、妊婦マークという呼ばれ方もされています。

こんなマーク↓ ご覧になったことのある方も、結構おられるのではないでしょうか?













このマタニティー・マークを付けて、優先席の前に立ったとして、残念ながら、朝の通勤電車では、めったなことでは席は譲ってもらえません。

というのも、朝の通勤電車では、座席に座っている多くの人が、眠っているからです。ですから、そもそも「マタニティー・マーク」を付けていること自体に気づかない人が大半です。残念ながら、余裕のない方が多いのが現実です。

ですから、「『マタニティー・マーク』を付けているから、絶対に席を譲ってもらえるはず!しかもここ、優先席だし!」と思って電車に乗ると、席を譲ってもらえないこと自体に腹が立ったり、イライラしたりして、精神衛生上よくありません。

座席に関しては、「基本、席は譲ってもらえない。譲ってもらえたら、ラッキー」くらいに思っているのが正解だと思います。

では、「マタニティー・マーク」は、なんのためにつけるのか?

私は主に、自分の後ろにいる人へのアピールだと考えています。

どんなにお腹が大きくなっても、後ろから見ると、普通の人。妊娠しているかどうかなど、わかりません。ですから、心ない人や、時間に追われて焦っている人に、後ろから押されたりするリスクがあります。

そのため、

「少し歩くのが遅いですが、勘弁してくださいね」
「前にスペースが空いているように見えるかもしれませんが、お腹が大きいので、押さないでくださいね」

というアピール用に使う、というのが正解だと思うのです。

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