2012年11月1日木曜日

サッカー型チームワークと、野球型チームワーク

「チームワーク」と言ったとき、大きく二種類あるなぁということに気付きました。

ひとつは「サッカー型チームワーク」、もうひとつは「野球型チームワーク」です。

・サッカー型チームワークとは、
文字通りサッカーのフォーメーションのように、各人に役割が割り当てられており、基本的にはその役割を果たすものの、状況に応じて柔軟に動く、守るときも攻めるときも全員で取り組む、というイメージです。

ですから、ディフェンダーがゴールを決めることもありますし、混戦の中キーパーがゴールネットを離れてしまったら、誰でもいいから(この際ポジションは問わない)ネット付近に貼りついてゴールを死守します。

・野球型チームワークとは、
各人に役割とカバーするエリアが割り当てられており、それぞれのポジションで果たすべき責任を果たすことが、結果として「チームワーク」となり、「勝利=チームとしての成果」につながる、という考え方です。

ピッチャーは投げることに専念し、外野手は外野にボールが飛んできたときに、間違いのない仕事をする。また、バントが必要な時には、「進塁させる」という自分の責任を果たすことに専念します。

■どちらが正解か、は組織や社風によって異なるため、唯一絶対解があるわけではないと思います。

が、変化が激しくビジネス環境が厳しい昨今においては、柔軟性の高い「サッカー型チームワーク」の方が、より効果的に働く場合が多いのではないかなぁと思います。
また相手が「チームワーク」を語っている際には、どちらのチームワーク・スタイルを想定しているかを、確認した方がいいかもしれません。
同じ言葉を使っていても、お互いの前提が異なったまま話をしていたら、まったくかみ合いませんから・・・。

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