2012年10月30日火曜日

育児で磨ける、マネジメント3つの素養

■育児をしていると、マネジメントに必要な素養を磨くことができるなぁ、と常々思っています。

具体的には、以下の3つが挙げられます。

1. 生産性/効率の向上
2. 人を伸ばす、育てる
3. 感情のキャパシティ拡大

1つ目の「生産性/効率の向上」については、本ブログでも何度も述べてきているので、今日は、

2. 人を伸ばす、育てる
3. 感情のキャパシティ拡大

について、書こうと思います。

1. 生産性/効率の向上については、ブログの過去記事を以下にご紹介しますので、よろしければご参照ください。

(「効率」でヒットした記事の一部です。あまりの多さに自分でも驚きました・笑)

「24時間を最大限に活用するための3ステップ」
http://think-and.blogspot.jp/2011/10/243.html

「『捨てる』流儀」
http://think-and.blogspot.jp/2012/06/blog-post_28.html

「時間の3D化」
http://think-and.blogspot.jp/2012/04/3d.html#links

「即断、即決、即アクション」
http://think-and.blogspot.jp/2011/10/blog-post_18.html

「そのタスクの目的は何か?」
http://think-and.blogspot.jp/2011/10/blog-post_25.html

「仕事と育児、職場の理解を得るための3つのコツ」
http://think-and.blogspot.jp/2012/06/3_15.html

「効率化しても、間に合わないとき」
http://think-and.blogspot.jp/2012/06/blog-post_27.html

■さて、育児で磨けるマネジメントの素養「人を伸ばす、育てる」について。

これは想像しやすいかもしれませんが、子供が新しいことにチャレンジし、ちょっと行き詰まった時に、

・どこでつまづいているか、確認し
・具体策を授けながら、親身にフォローし
・叱咤激励しながら、成長を促す

というアプローチが、

・苦手なところを見つけ、
・指導し、フォローしながら
・叱咤激励して成長を促す

というアプローチと重なると感じたから。

例えば我が家では、上の子が新しく習い事をはじめて四ヶ月に入ったのですが、最初の三ヶ月は少々苦労しました。自分より年上の子や、二年以上も長くレッスンを受けている子たちの中に、初心者がいきなり放り込まれた、という状況だったので、好きで始めたこととはいえ、やはり「自分だけできない」という状況に嫌気がさして、投げ出そうとしたこともありました。

そこで、
・難しい箇所を親も一緒に覚えて、遊びの延長で練習したり
・「新しく始めたんだから、最初はできなくて当たり前。練習すれば、少しずつできるようになるから」
とフォローしたり、叱咤激励しながら、なんとか軌道に載せることができたのです。


■もうひとつの素養、「感情のキャパシティ拡大」について。

これは、

・出産という命がけの修羅場
・意思表示を泣くことでしかできない新生児との対峙

という経験により、もたらされるものです。

例えば、話が通じない人がいたり、理不尽な出来事があったとします。

そんな時、普通だったら、むかっ腹が立って、怒り狂ったり、文句を言ったりすることでしょう。出産を経験するまでは、私もそうでした。

ところが、いまでは「ああ、とりあえず、何を言いたいか理解できるだけマシかぁ」と思えます。

だって、赤ちゃんは泣くばかりで、何を言いたいのかわかりませんし、そもそも会話が成立しませんから、それに比べればマシと考えられるようになるわけです。

また、仕事上のトラブルが起きた時に、大騒ぎしてリカバリーする、ということが少なくなったように思います。

というのも、「これで死ぬわけではない」と思えるから。

もちろん、ビジネスの現場でもタフなシチュエーションは多々ありますが、それでも、出産という命がけの修羅場には遠く及びません。それに、どんなに大きな失敗をしても、せいぜいクビになるくらいで、命までは取られないでしょうから…。

■出産を経験すると「業務上の実績」という点では、ブランクが生じることは事実です。でも、それを補って余りある経験を、育児を通して得ることもできるのです。

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