2012年9月25日火曜日

自分で考えるチカラ

先日、健康診断を受けた際に、「Healthy Life」というパンフレットをもらいました。何気なくパラパラとめくっていたら、その中には、数学者の秋山仁先生のインタビューが掲載されていました。

普段なら積極的に読もうという気にならなかったかもしれませんが(す、すみません;)、少々時間を持て余したので、読んでみたところ・・・。

ドキッとする言葉、山積。

備忘メモを兼ねて、ごくごく一部ですが、ご紹介します。

(引用ここから)
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・(前略)なかなか言うことを聞かないし、好きなことばかりに夢中になって嫌いなことは一切しない。落ち着きがなく、だらしがないといった様子で、親をてこずらせる子どもだったようです。(中略)そんな私の行く末を心配した母親は、児童心理学の先生などに相談し、私はカウンセリングを受けたりしたんですよ。「この子は型にはめず、自由に育てたほうがいい」という児童心理学の先生のアドバイスにしたがって…(以下、略)。

・(数学者を目指したきっかけについて、前略)『数学者』については(当時の進路指導の先生に)開口一番、「お前なんかじゃ無理だ」と言われましたよ。でもしばらく考えてから「数学の世界はお前が考えている以上に厳しい。しかし才能がなくても、情熱、思い入れ、強い意志が才能に繋がることがある。才能は努力の末に後から付いてくるものだから、死ぬほど努力をする覚悟があるのなら陰ながら応援するよ」と言ってくれました。その進路指導の先生は数学の教師だったんです。この先生に出会わなければ今の私はないし、もし私の人生に数学が無かったら、まともに生きていなかったかもしれないなぁ。

・(前略)これまでの教育は、授業内容を必死に覚えさせる「暗記型」、「生徒観客型」で、試験や進学のための勉強です。これでは期待される能力はあまり育ちません。新しいものを生み出すための原動力は、古代ギリシャ時代から「好奇心」に他なりません。そして「好奇心」を育てるために、実験や物づくり、取材、レポート、ディスカッション等の体験を通して、自ら考える力を身につけることが大切になってきています(以下、略)。
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まさに今、自分が直面している状況と似たことが書いてあったり、また「将来はこういう力を身につけて欲しいなぁ」と漠然と思っていたことが明文化されており、とても心強く思いました。

このインタビュー記事との偶然の出会いに感謝!です。

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