突然ですが、私は個人的に「ワークライフ・バランス」という言葉が、あまり好きではありません。
あくまで勝手に抱いている「語感」の問題だとは思うのですが、
・バランス
=右と左が釣り合っている状態
=ワークとライフが均等であるべき
というイメージに違和感があるのです。
(感覚の問題だとは思いますので、そう思わない方もいらっしゃるとは思います…)
むしろ、しっくりくるのは、「ワークライフ・ハーモニー」。
ワークとライフが絶妙に混ざり合って、相乗効果を生んでいるイメージです。
例えば私の場合、平日の日中、合間を縫って子供関連の用事を済ませることもありますし、自宅に帰ってから仕事することもあります。
むしろアイデア自体は、夜、自宅にいる時のほうが、ひらめきます。特にシャンプーをしているときなど、アイデアがどんどん湧いてくるときがあります。
ワークもライフも、自分を創る要素。
ですので、それらが「オン」「オフ」と明確に区別されるのではなく、両方が共存している状態が、私には心地良いのです。
これは、1日という短いスパンの話だけに限りません。
例えば、
・重要な仕事に取り組んでいる時に一時的にワークの比重が大きくなるが、休暇に入ると100%ライフになる
というような数週間単位の話から、
・昨年までは仕事ばかりしていたが、ひょんなことから妊娠・出産。育児休暇を3年間取得して、しばらくは育児に専念する
という、数年単位の話、さらには
・子供が中学生になるまでは主婦業に専念。手が離れてから、10数年ぶりに仕事復帰。専業主婦自体に培った、「主婦の目線」を活かして、以降はビジネスで大活躍
という、10数年単位の話もあると思います。
ですから、絶対に「ワークとライフが常に50:50であるべし」というわけではありませんし、「ワークとライフ、『常に』両方を追求していなくてはならない」というわけでも、ないと思います。
年を取って、人生を振り返ったとき、
・ワークとライフの配分がトータルで納得ゆく割合になっている
・ワークとライフが絶妙に混ざり、人生という音楽に美しいハーモニーを奏でていたと思えること
そして何より、
・ワークとライフ、双方を追求することで、相乗効果を生み、どちらか一方を選んだときよりも、どちらも輝いていたと自信を持って言えること
が大切なのではないかと思うのです。
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3 件のコメント:
ステキですね!この考え方。
とってもしっくりきます。
私の場合、「ワークライフイコール」ですけど(笑)
sumikamaさん、共感ありがとうございました!
ワークライフイコール、男性にしか言えない潔い言葉で、それはそれで憧れます…(笑)
葉月さん、ありがとうございます。
>男性にしか言えない潔い言葉
おっしゃるとおりですね。そうさせてくれている家族に感謝しかありません。と同時に、家族と社会に恩返しできるようがんばらねばと、身が引き締まりますわ(^^ゞ
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