2012年6月13日水曜日

両立の鍵を握るひと

名前は失念してしまいましたが、米国のあるキャリア・コンサルタントの方が、「仕事と育児の両立には、次の3つのうちのいずれか2つが必要」と述べていました。
以下が、その3つです。
1. 夫/家族の理解と協力
2. 職場/上司の理解
3. ベビーシッターなど外部リソースを定期的に利用できるだけの財力

この理論に従うと、夫の理解や協力を得ることができなくとも、職場の理解と財力があればなんとか両立できるなる、ということになります。

実際に旦那様が超ご多忙なため、ご自身と実家のご両親の3人で子供の面倒を見ながら仕事をされていた方もおられます。

しかしながら、ベビーシッター費用も高額な日本でそれだけの経済的余裕がある人は多くはないと思いますので、
1. 夫/家族の理解と協力
2. 職場/上司の理解

を得られる環境が日本においては、ほぼ必須と言えるかと思います。

特に、共同生活者である夫から理解と協力をどの程度得られるか、ということは非常に大きな鍵。

私自身、夫の協力のおかげで、仕事にも全力で取り組め、メルマガやブログを執筆する時間を捻出
できる環境にあります。

(というより、かなり主体的に取り組んでくれているので、「協力」という言葉は不適切かもしれません・・・)

男性の、仕事と育児の両立への理解や協力度合いは、いざその境遇にならないとわからない部分も多いかとは思います。

というのも、例えば、

▼ケース1:
「結婚しても仕事を続けていいよ」と言ってくれていたけど、いざ結婚したら家事を一切手伝ってくれない。

実は「専業主婦並に家事をするのは当然。その上で、どうしても働きたいなら…」という見えない前提があっての「仕事を続けていいよ」だった、とか。

▼ケース2:
休日は家事も育児も参加してくれるけど、平日にお休みをとったり、急な早退が困難。そのため、
子供が病気になった時の通院やお迎えは、すべて自分がしなくてはならない、とか。

(ちなみにこの場合は、実家のお母様、ベビーシッターさん、病児保育などに頼る必要が出てくると思われます)

▼ケース3:
夫自身は、家事も育児も積極的に参加するつもりだったが、勤務先が非常に保守的で、「おまえ、カミさん働かせてんのかよ。そんなにお前の稼ぎ少ないのかよ」と先輩や同僚に言われているうちに、世間体を気にしはじめて、仕事を続けることに反対するようになってしまった。

なんて話も聞いたことがあります。

当ブログを読んでくださっている方の中には、今まさに仕事を育児を両立させるべく、夫婦で二人三脚で取り組まれている方もおられると思います。

一方で、人生のパートナーとこれから出会い、ゆくゆくは「両立道」を築いてゆく方もおられると思います。

いずれにせよ、仕事と育児の両立は、ひとりで成立させることはできません。
この当たり前の事実を、まずはしっかりと認識することが、最も重要なことだと思うのです。

両立の鍵を握る人、それは夫です。

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