2012年6月14日木曜日

両立を考える上での3つのタブー

仕事と育児の両立を考えるにあたり、「これは考えないほうがいいだろうな」と思うことが3つあります。
以下が、その3つです。
1. 計画を立てること
2. 完璧を目指すこと
3. 「キャリアの馬」から降りること

ひとつずつ説明しましょう。

■ まず「計画を立てること」。

現在は、自分のキャリアパスについて高い意識を持ち、綿密な計画を立てる方も多いと思います。

そしてキャリアに大きな影響を与える「妊娠・出産」も、キャリアパスの中に組み込み、「何歳くらいで」と考える方もおられるかもしれません。

が、これは「捕らぬ狸の皮算用」。
「まったく無意味である」と、あえて強めの言葉で申し上げましょう。

というのも、言うまでもなく、妊娠・出産は伴侶という相手あってのこと。
その最良の相手との縁が、いつ訪れるか、計画などできるものではありません。

ましてや、子供は授かりもの。

「(自分が)XX歳までに出産したいから、いま結婚しなくては!(だから結婚相手は、いま付き合っているこの人でいいや)」

あるいは

「(自分が)XX歳までに出産したいから、いま妊娠しなくては!(だから妊娠しやすいように、仕事を少し押さえ気味にしなきゃ)」

と考えるのは、本末転倒だと思うのです。

……。

「そんなこと考える人、いるわけない!」と、思われるでしょうか?

でも「適齢期」と呼ばれる頃になると、こうした思考に陥ってしまうケースも残念ながら、見受けられるのが現実なのです…。


■ 2つ目の「完璧を目指すこと」

これは実際に両立生活を始めてから、特に頑張り屋さんの方が陥りがちだと思うのですが、「全てにおいて完璧を目指ざすとあっという間に疲弊しますよ。だから、手を抜ける所は手を抜いていきましょう」ということです。

当然ながら、仕事において手を抜くことは許されません。
(もちろん「効率化」は積極的に図ってしかるべきです)

育児、特に子供と向き合う時間も、手を抜くわけにはいきません。
(言うまでもないことですね?)

それでは、手を抜けるところとは、どこになるのでしょうか?

それは私にとっては「家事」なのです。

例えば、夕食を簡単に作れるパスタやうどんなどのメニューで済ませたり、1日くらいお掃除をしない日があったりしても、いいのではないかな、と思うのです。

もちろん人によって価値観はさまざま。考え方も異なるとは思います。
家事もきちんと自分でこなしたいから、仕事のペースを落とす、という考え方もありだと思います。

しかし私にとっては、「少しくらい、手を抜いてもいいかな」と思えるものが、家事だというだけなのです。


■ そして最後のひとつ
「キャリアの馬から降りないこと」。

「一度、仕事と育児の両立をする」と決めたら、落馬しないかぎりは、自分から手綱を手放すことはせず、とことん食らいついていきましょう、ということです。

詳細は、こちらをご確認いただければと思うのですが、「必ずやりとげる」ハラをくくることで、仕事へのコミットが上がり、成果を出せるようになる一方で、子供とも濃密な時間を過ごせるようになるのです。
仕事と育児の両立を考える方にとっての3つのタブー、

1. 計画を立てること
2. 完璧を目指すこと
3. 「キャリアの馬」から降りること

経験者の立場から、一考をお勧めします。

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