2012年6月1日金曜日

具体例・具体策をもって指導する

ご存知の方も多いかもしれませんが、マネジメントの鉄則に、
・「指導をするときには、具体例を挙げて、具体策と共に指摘する」
・「行動に焦点を当てて指導する」

というものがあります。

例えば、部下の話し方が「上から目線」で気になると思った時。
「あなたの話し方、少し『上から目線』に感じることがあるから、直したほうがいいよ」
というだけでは、言われた方も困惑するでしょう。

「上から目線」の話し方をする人は、自分がそういう話し方をしている、という自覚がない場合が多いからです。

「上から目線」という表現も、少々攻撃的であるため、悪口を言われた、性格を攻撃されたと思われかねません。これでは、良かれと思って注意したことにより、信頼関係が崩れたり、かえって悪く思われるようになってしまうかもしれません。

ですから、

・「上から目線」 → 「あまりいい印象を与えないかもしれない」と言い換える
・どのような場面で、「上から目線」な言い方だと感じたのか、具体的な例を挙げる
・どのように改善すればよいのか、具体的な策を与える

というアクションを取る必要があるのです。
抽象的で曖昧な指導は、言葉の受け止め方によって、意図することが正確に伝わらなかったり、誤解されることがある可能性があります。

その点、具体的な例を上げて、具体策と共に指導すれば、相手は何が悪かったのか、どう修正すれば良いのかを、明確に知ることができ、結果、確実に相手の「行動(アウトプット)」を変えることが可能となるでしょう。

それには日頃からの観察が必要不可欠です。
自分のスタッフのこと、きちんと注意を払って「観察」していますか?
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