週末、子供と接する時間が長くなると、考えることがあります。
「子供への優しさと厳しさ、バランスがきちんと取れているだろうか?」「子供を過度に甘やかしていないだろうか?」と。
これについては、公立小学校で23年間教師を務め、現在は教育評論家として広くご活躍している親野智可等先生が印象に残る話をしていたので、備忘メモとして引用します。
(引用ここから)
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私が考える優しさと厳しさをご説明します。
まず、優しさについては「子どもへの言葉遣いを思いやり深く穏やかに丁寧にする」「否定的な言い方をしない」「子どもの「○○ができない」という現実を許す」「子どもの気持ちを理解して共感する」「どの子もたくさんほめる」です。
次に、厳しさについては、子どもたちの多くは、すぐ声が荒々しくなる先生、怒る先生、否定的かつ感情的に叱る先生のことを厳しい先生だと思っています。
そして、これは子どもたちに限ったことではありません。親や先生の中にも、そうすることが厳しさだと勘違いしている人はたくさんいます。
私が考える優しさの心がけは「成功させて子どもを伸ばしてあげよう」「自信をつけさせてあげよう」「親も最善を尽くそう」「親の見届けが続くような工夫をしよう」「子どものやる気が高まる声かけをしよう」です。特に大切なのは見届けです。
子どもがやったら褒め、やってなかったらやらせて褒めることです。親がこれを継続することが本当の厳しさです。
本当の厳しさとは常に自分自身に向けられたものなのです。それがないところで、他者に対してだけ厳しくするなどということはあり得ないことです。
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(引用ここまで)
荒々しく怒ったり、感情的に叱ることが厳しさではない。やるべきことを(感情的に怒ったりせずに)やらせて、褒めるところまでもってゆくこと。そのための厳しさを自分自身に向けること。
言われてみれば尤ものことなのですが…。
日々、人間修行です。
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