2012年4月9日月曜日

石の目を見る


昨日は、仕事と育児の両立における永遠の課題「do more with less」を実践するための思考法として、以下の3つをご紹介しました。

1.石の目を見る
2.なぜなぜ思考
3.時間の3D化

今日は「石の目を見る」をご紹介します。

■ 「石の目を見る」。

私がこの言葉を知ったのは、20万人の読者を抱えるビジネス・メルマガ「平成進化論」で紹介されていたことが、きっかけでした。

「平成進化論」の筆者である鮒谷周史氏は、以下のように述べています。

(引用ここから。※改行など編集を加えています)
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弁護士の高井伸夫先生から「石にも目がある」という言葉を教えていただいたことがあります。

この言葉について、高井先生は
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(前略)

この言葉は、剣聖 塚原卜伝が剣術の極意を悟ったエピソードとして世に知られている。

ある日、石工が大きな岩をノミ一丁で割っている姿を見た卜伝が、不思議に思い「そんなに大きな岩を、ノミ一丁で割れるものかね」と尋ねた。

すると石工は、「石にも岩にも目というものがあります。そこにノミを的確に当てさえすれば、たやすく割ることができるのです」

と答えたという。

(後略)
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ある雑誌にこう紹介されているのですが、もともとは昭和38年、高井先生が新人弁護士として師事された孫田秀春先生から教わった言葉、なのだそうです。
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(引用ここまで)

■これこそ「more with less」、つまり「最小の労力で最大の成果を上げる」ために必要な考え方でしょう。

結果を出すために、どこを攻めれば、雪崩を打ったかのような成果を得られるか。
石をたやすく割るための「石の目」はどこにあるのかを見極め、的確に突く。
大きな力を入れずとも、成果を残すため、常に意識し、行動したい点です。

■では「石の目」は、どのようにすれば見つけることができるのでしょうか?

そこで2つめのポイント「なぜなぜ思考」が登場することになります。

少し長くなるので、明日に続けます。


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