2012年2月29日水曜日

なぜ「ワークライフバランス」が難しいか?

「ワークライフバランス」と言うと「仕事はそこそこで、プライベートをいかに充実させるか」というようなイメージもあるかもしれません。

が、少なくとも個人的には、そうした捉え方には違和感があります。

企業内で仕事を続ける以上、ライバルの多くは男性たち。しかも中には「家庭のことは奥様がすべてやってくれるから自分は仕事にだけ専念すればいい」という方々も、結構な割合で存在します。

であれば、仕事で誰もが認める成果を出し続けるてこそ、たまに家庭の事情で休んでも、周りの理解が得られるのだと思います。


つまり「ワークライフバランス」が難しいのは、「24時間という限られた時間の中で、自信と家族の健康に気をつけながら、誰よりも仕事の成果を挙げつつ、子供と向かい合う時間も確保し、家庭のこともこなす」という、幾つものボールを落とさずに回し続けるという芸当を求められてるからなんですね。

「じゃあ、そのジャグリングをいかに上手く回すか?」という点が、議論の関心になっているケースを多く見るように思います。この点については、もちろん様々なテクニックがあって、ひとつひとつを紹介していくとそれだけで一年分のネタにはなると思うのですが(笑)、本質的なことをひとつ言うとすれば、「仕事と育児を両立させると決めて、ハラを括り、甘えない」ことだと思います。

精神論みたいに聞こえるかもしれませんが、最後は「絶対にやり遂げてやる!」という気合なのです。



この気合が足りないと、いろんな場面で不評を呼び、「だから女性は…」「だから仕事をしているお母さんは…」と言われかねないのです。


例えば、子供が熱を出して「ママー!」と泣いていても、仕事上外せない重要な予定と重なっていたら、断腸の思いで子供を置いてゆく。仕事を持ち帰った日に限って子供が夜泣きをして、仕事がちっともはかどらないまま朝になってしまっても、涼しい顔をしてのりきる。

いずれも「絶対にやり遂げてやる!」という気合があればこそ、です。
甘えてはいけません。絶対に。


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