2011年11月25日金曜日

立場は自然とついてくる

昨日は「立場が人を作る」という話を書きました。
今日はその逆説となりますが、「立場は自然とついてくる」という切り口でも書こうと思います。

「もし社長になりたければ、社長のように振る舞え。役員なら役員らしく、部長なら部長らしく、課長なら課長らしく振る舞え。今はそうでなくとも、“こうありたい”と願う立場にあった思考・振る舞いをしていれば、実態は自ずとついてくる」

よく言われていることですし、きちんとした評価をする組織であれば、真であると思います。
(がんばっても評価されない組織の場合は、残念ですが…)

これは、先に実績を積んでおいて、言わば「貸し」を作った状態にしておき、「評価」という収穫を待つ方法です。

■それでは、「立場がひとを作る」「立場は後からついてくる」は、どちらが正解なのでしょう?

これは、どちらも正解だと思います。

先にしかるべき立場についてから、必要な知識をたたき上げで身につけてゆく。
あるいは先に実績を作ってから、その仕事ぶりにふさわしい肩書きを手に入れる。

 自分が目指す立場とやるべきコトが明白であれば、そこに至るまでの道筋が異なるだけで、どちらの手法でも得られる結果は同じです。

自分が未熟であるにもかかわらず、しかるべき立場を得る機会に恵まれたら、「立場が人をつくる」と受けとめ、全力で取り組む。

機会に恵まれなかったら、「立場は後から自然とついてくる」と受けとめ、全力で取り組む。

「逆もまた真なり」という言葉の真意を垣間見た気がします。


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