2011年8月25日木曜日

「コミュニケーション能力」に対する誤解

■今日の一歩(70歩目)-----------------------------

間もなく八月も終わり。
ここまでくると、あっという間に年末になるのが例年のこと。
本業はタスクまみれ。こんなときこそ、大目標を見失わないようにしないと。

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■ 今日はコミュニケーション能力について思ったことを。

「コミュニケーション能力が高い」と聞いて、どのような要素、どのような資質を思い浮かべるでしょうか?

・初対面の人ともあっという間に打ち解けて、仲良くなれることでしょうか?
・異業種交流会やパーティーで、人の輪の中心になることでしょうか?
・人前でも臆せず、どんな大人数の前でも堂々とプレゼンや講演ができることでしょうか?

私は、この全てが優れていたとしても、イコール、コミュニケーション能力が高い、とは言えないのではないかと考えています。

■コミュニケーションとは、自分の意見や考えを相手に的確に伝えること。そして、相手の意見や考えをできるだけ的確に理解することです。

どんなに初対面の人と表面的に仲良く慣れても、どんなにパーティーに場で名刺をたくさん集められても、相手に、自分の真意や意図を的確に伝えることができなければ、コミュニケーションが成立しているとは言えませんし、コミュニケーション能力が高いとも言えないでしょう。これらの要素はむしろ「社交性」、あるいは「度胸」でしょう。

また、プレゼンが上手だったり、話上手だったりして、自分の意図を伝えることができたとしても、相手の意図を理解したり、うまく汲み取ったりすることができなければ、コミュニケーションとしては不完全だとも思います。

■決して派手な営業トークができるわけではない、むしろ朴訥な営業マンが、なぜかお客様から信頼を集めている、ということがあります。これは、話し方が朴訥で、豪快さや派手さがなかったとしても、自分の意図を伝え、相手の要望を理解する、というコミュニケーションの本質的な部分で高い能力を持っていれば、派手さは不要という好例ではないでしょうか。

では、「自分の意図を伝え、相手の要望を理解する」能力が低い人は、コミュニケーション能力が低く、挽回不可能なのか?といえば、決してそうではありません。

「自分の意図を伝え、相手の要望を理解する」能力は、ある程度は技術でカバーできるものです。

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