2011年8月19日金曜日

残業なしで成果を最大化するコツ(3)

■ 前回まで私なりの「残業なしで成果を最大化するコツ」について

・自分がやらなくてはいけない/自分しかできないタスクはどれか
・最小の労力で最大の効果を上げるために、そのタスクの「石の目」がどこにあるのか、なぜそのタスクを行う必要があるのか
を見極めた上で、
・期限を切って、限られた時間のなかで、全力を尽くして「石の目」に取り組む

ことが重要だと書きました。

■ そして仕事には
・自分がイニシアティブを取って進める、自分の直接の成果となるタスク
・自分の成果にはならないけど、誰かのサポートとして力を貸すタスク
の二種類があり、それぞれアプローチが異なることを書きました。

■ 今日は、残業を排するための鍵を握る「自分の成果にはならないけど、誰かのサポートとして力を貸すタスク」について、書きます。

■ この類のタスクへの対処は、厄介です。今すぐに評価に直結しはくても、いずれ何かしらの形で戻ってくるので、手を抜くことはできません。評判にもかかわります。

しかし、過剰に手をかけ過ぎて、自分の本当にしなくてはならないタスクに影響が出ては本末転倒です。

そこで、依頼者別に、最も効果的な方法をご紹介します。

■ 依頼者が上司の場合

この場合は簡単です。全力で取り組んでください。しかも依頼の期待値を上回る内容で戻すことを心がけてください。

なぜか?
その理由をとてもわかりやすく解説しているページがありますので、ご紹介します。
http://www.2nd-stage.jp/backnumber/ppf_full/2007/03/1295.html
(「平成進化論」)

■ 依頼者が部下の場合

この場合も比較的簡単です。注意すべきことはひとつ、
「魚をあげるのではなく、魚の取り方を教える」ことです。

例えば、あるセミナー集客のための広告プランを立てた部下がいるとします。内容をみたところ、「この順番で、このメディアを使えばいいのに」と思ったとします。

そのとき、単に具体的な施策だけをしてきしても、それは「魚をあげた」ことと同じ。
「魚の取り方」を教えない限り、おそらくはいつまで経っても毎回あなたのところに持ち込んでしまうでしょう。

本質的な考え方を指導しましょう。

■ 依頼者が同僚の場合

この場合の注意すべきポイントは2つあります。
・ひとつは、あなたが依頼された理由を考え、あなたしか負荷できない独自の立場、切り口からのフィードバックを返すこと
・もうひとつは、自分のフィールドバックが「自分のアイデアである」ことが形に残るか、形に残してくれる相手か
をきちんと見極め、限られた時間内で全力をつくすことです。

同僚の中には、あなたのフィードバックをまるで自分のアイデアかのように展開し、自分の手柄にしてしまうタチの悪い人も、必ずいると思います。
そこで周囲にそれとなくアピールする等が必要になってくるかと思います。

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