2011年7月9日土曜日

ソーシャルメディア徹底理解

■今日の一歩(30日目)-----------------------------

今日は、ジャーナリストの佐々木俊尚氏が講師を務められる
「ソーシャルメディア徹底理解」に参加。

ソーシャルメディア関連の本を読んでも、
「つまり、ソーシャルメディアとは何なのか?」が不透明だったので、
視座を得ることが目的でした。

10時から19時までの長丁場で、子供達のことが気がかりでしたが、
やっぱり参加してよかったです!
快く送り出してくれた夫に感謝。

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■ というわけで、今日は「ソーシャルメディア徹底理解」の感想です。

ソーシャルメディアの本質/原理原則から、最新トレンドまで、
具体例を交えながら、わかりやすく丁寧に解説され、非常に濃密な講義でした。

特に印象的だったのは、「ネットが中間共同体としての役割も担い始めている」
というお話し。

話の内容もさることながら、長いスパンで歴史的背景・時代環境をおさえながら、
社会の中での「ネット」の役割・立ち位置を捉えている「視座」が非常に興味深く、

ネットに限らず、他の事象・対象物を見てゆく際にも適用できる「物の見方」を
ネットという事例を通して、教示いただいた気がしています。

ソーシャルメディアを解説できる方は他にもおられると思いますが、
このような見方ができるのは、新聞記者としての経験をお持ちの佐々木氏ならではだと感じました。


■ 以下、備忘メモです。

これは講義で印象に残った言葉、また私自身が講義中に考えたことを
あくまで自分用の記録として書くもので、
セミナーで佐々木氏がお話になった内容を忠実にご紹介する、という趣旨ではありません。

また、文中に、事実誤認あるいは誤解を招く表現があるとしたら、
それは私の理解不足、あるいは至らなさが原因であり、文責はすべて私にあります。

【備忘メモ】
・ソーシャルメディアとは、「人と人のつながりをネット上で補完/代替するもの」
・ソーシャルメディアは、レイヤーであって、チャネルではない(ソーシャルレイヤー)
・(が、チャネルであるSNS、Twitterを指して「ソーシャルメディア」と呼ぶ場合もあり、このあたりが混乱を招く元になっている模様)
・インターネットの役割① つながり:人とつながること、つながって安心感を得ること(中間共同体としてのインターネット)
・インターネットの役割② 情報:ネットに蓄積された情報を探し、フィルタリングすること
・①と②が重なり始めたのが、震災後のTwitter活用の広がり(ネットの進化②、情報流通元年)
・ネットの進化①は、Web2.0、個人が発信して、つながること(エンゲージメント)
・クラスタと社交
・ストックとフロー
・Twitterのフィードというアーキテクチャが、情報流通基盤に適していた
・記号消費から価値観消費へ。物語(コンテキスト)およびそこから生まれるコミュニケーション
・なぜ今買うべきか、誰が勧めているのか、オリジナルな価値
・ソーシャルメディアの原則=情報は人を軸にして流れる
・ソーシャルメディアは、コントロールできない。集中豪雨的情報投下もできない、エンゲージメントこそが宝
・自分でビオトープを作り、その存在をあちこちで言ってみる
・情報発信者のビジネスモデルとポートフォリオ化
・本質を理解し、原理原則で考えることの重要性(ビジネスも人生も育児も!)
・今はすごい変革期。「産業革命以来」というのも、あながち嘘ではないと実感
・インフラの変化を、歴史的視座を持って観察
・パラダイムシフトは、時代環境の変化 x ツール。ネットはツールにすぎない。


今日も「AND」で考えましょう!

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