2011年7月8日金曜日

スマートに提案を通す方法

■今日の一歩(29日目)-----------------------------

いま、『七つの習慣』を読んでいます。
近々、会社で受講するトレーニングの課題図書なのですが、とても心に響きます。
もっと早く読んでおけばよかったなぁ。

------------------------------------------------------

■昨日は、「選択肢は3つ用意する」という言葉を紹介しました。

物事を提案するときには、少なくとも
・まず自分が「これをやったらどうだろう?」と思いついたA案、
・A案を全否定、あるいは全く逆のアイデアで考えるB案、
・最後にA案とB案の中間案としてC案
の3方向から考えましょう、というものです。


■ここまで考えたら、あとは上司に提案、相談をするのみなのですが、
このときにスムーズに、スマートに提案を通す、ちょっとしたコツをご紹介します。

それは、
「自分が3方向からキチンと考えた」
ということを、はっきり明示することです。


■…当たり前のこと、と思われたでしょうか?
でも結論を急ぐあまり、また特に相手が忙しい上司だと、
「提案内容だけでなく、自分の思考経路も同時に開示する」
ことは怠りがちなのではないでしょうか?(私だけ?)


■昨日の例を挙げて具体的に考えてみます。

昨日は、チーム内の情報伝達の悪さを解消するために、
・A案:週1回ミーティングを開催する
・B案:ミーティングなしで、メールやイントラネットを活用する
・C案:隔週でミーティングを開催する
という選択肢を考えました。

この中からC案をベストとして、上司に提案しようと思います。
そのとき、最もスマートで、スムーズに通る口上は、どちらでしょうか?

「最近チーム内の情報伝達が悪い気がします。これを解消するために…

1). …隔週でミーティングを開催しようと思うのですが、いかがでしょうか?」

2). …隔週でミーティングを開催しようと思います。メールやイントラネットでの情報共有も考えたのですが、『読んでない』『正しく意図が伝わらない』懸念があるため、対面のミーティングが必要です。頻度を隔週としたのは、情報量と各人のタスクスピードを考慮すると週1回では、さほどアップデートが見込まれないからです」

はい、もちろん、2).ですよね。

1).の場合、これだけの情報では、言われた上司としては、
・なぜ隔週?
・なぜミーティングである必要があるのか?無駄な会議ではないのか?
など、突っ込みたくなるポイントが満載。
その上、確認のための時間も余計にかかります

2).のように、最初から根拠も思考経路もすべて開示すれば、異存が無い限り
「了解」
のひとことで済みます。

また何かコメントが付く場合にも、例えば、
「頻度はやはり週1回がいい。『アップデートを考えると隔週がちょうどいい』と言っていたが、そのスピード感では問題。各人のタスクスピードを上げていくためにも、週1回の設定にして、ペースメーカーとしてミーティングを作用させたい」
という風に、前提が共有されているで、話が早いです。

せっかく複数の方向から考えたのですから、して、サクサク仕事を進めたほうがいいと思いませんか?

今日もANDで考えましょう!

0 件のコメント: