2011年7月7日木曜日

選択肢は3つ用意する

■今日の一歩(28日目)-----------------------------

ようやく胃腸炎から回復。
子どもの風邪菌が胃腸に入り、激痛を引き起こしていました。
「子供の風邪で、大人は寝こむ」と言いますが、まさにそのとおり。

これから暑くなるし、体調管理にますます気を配らねば。
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■今日は、「選択肢は3つ用意する」という言葉を紹介します。


■これは文字通り、
「何かを提案するときには、A案、B案、C案の少なくとも3つは用意しましょう」
ということなのですが、

「何かを選ぶときには3つの中から選びたい!」
という理由で、当時の上司が言ったわけではありません(当たり前・汗)

つまり、
「何かを考えるときには、少なくとも3つの方向から考えましょう」
「少なくとも3つの選択肢を用意できるくらい、よく考えましたか?」
ということなのです。


■人はうぬぼれと思い込みが強く、どうしても自分の視野だけで物事を考えてしまいがち。

とくに仕事上の提案で「これはいいアイデアかも!」と思ったものでも、
別の角度から見たり、少し高い視野から見たときには、必ずしも良いアイデアとは言えない
ということも、多々あります。

そうしたうぬぼれ、思い込みを、少しでも排除するために、
「選択肢を3つ用意する」は役に立ちます。


■例えば、まず自分が「これをやったらどうだろう?」と思いついたものをA案とします。
次に、このA案を全否定あるいは全く逆のアイデアを考えます。それがB案です。
さらに、A案とB案の中間案としてC案を考えます。

ここまでで「やっぱりA案がいい」となれば、A案を出すべきでしょう。
もしかしたら、C案がスタートとなって、C案の真逆のD案、さらにその中間となるE案…
と、思考が進むこともあるかもしれません。


■わかりやすい具体例を挙げてみましょう。
例えば、
「最近チーム内の情報伝達が悪い気がする。これは週に1回ミーティングを開催したほうがいいかもしれない」
と考えたのがA案だとします。

次にB案として
「情報伝達の悪さを解消するのに、ミーティングである必要はないかもしれない。わざわざ時間を確保しなくても、メールやイントラネットを活用すれば十分では?」
という方向から考えます。

そして、A案とB案の中間として
「いや、メールやイントラネットでは『読んでない』『正しく意図が伝わらない』ということが起きる可能性もあるから、やっぱり対面のミーティングは必要。でも、週1回というほど頻繁に開催する必要はないだろうから、隔週で開催しよう」
というC案が出てくる、という具合です。


■ここまできたら、あとは上司に提案、相談をするのみなのですが、
その提案にも、ちょっとしたコツがあります。

提案のコツは、明日ご紹介します。

今日もANDで考えましょう!

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