子供に対する、親の究極的な務め。
筆者はそれは、「どんな環境にあっても生き残れる力を子供につけること」だと考えています。
でも「どんな環境にあっても生き残れる力」って何でしょう?
・考える力、知性、体力、健康管理などの心身のたくましさ
・人格、躾、マナー、対人関係力やコミュニケーション能力などの人間力
といった、社会で生き抜くために必要な素養はもちろんですが、こうした、いわゆる「教育」の他にも、筆者が子供たちに装備させたいと思っている能力があります。
それは、ズバリ、「家事力」。
ゆくゆくは自立してゆくのですから、自分の身の回りのことは自分でしなくてはなりません。
もしかしたら、子供たちが大きくなる頃には、家電がロボット化して、家事をいっさいしなくても良い生活、なんてものが当たり前になりるかもしれません。
実際に、最近、洗濯、乾燥、そして洗濯物を1枚ずつ摘み上げて、洗濯物をたたむところまでを引き受けてくれる洗濯機ロボットが公開されたようですし、家事から解放される未来も、そう遠くないのかもしれません。
でも、人生はどう展開するか分からないもの。いつ何時、自らの手で火を起こさなくては生きてゆけない、という状況に陥るか、わからないのです。
ですから、我が家では最低限の家事を男女を問わず、全員に身につけさせようと考え、以下を実行しています。
・2歳から配膳と食後の片づけ
・4歳から洗濯物をたたむ
・小学生になったら、上履きを自分で洗う
・10歳になったら、以下のひとつを自分の仕事として毎日担当する
a. 朝食のごはんまたはパンのセット
b. 家族全員の洗濯物をたたむ
c. 浴槽の掃除
※料理やおやつ作りのお手伝いなども、もちろん随時、盛り込んでいます。
ポイントは、お手伝いを「仕事」ではなく「エンタメ」として演出すること。それによって、家事も楽しいゲーム&コミュニケーション・タイムに変身し、遊び感覚で家事力を身につけることができるのです。
家事を歯磨きと同じレベルで習慣化し、家事を苦にせずできるようにすること。
大人にとっては義務でしかない家事も、子供にとっては、エンタメとして演出することで、一緒に楽しみながら取り組むことができるものです。
それに家事の分担もできれば、親としては一石二鳥になるではありませんか。
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