以前、吉本ばななさんの小説「海のふた」に、印象的な言葉があったことを、ふと思い出しました。
今このタイミングで思い出したのも、何かの縁(?)かと思い、備忘メモを兼ねてここに記します。
(引用ここから)
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「人はみんな痛い思いや怖い思いをしたくない、幸せを感じたい、そういうものだから。」
母はよく私にそう言った。
「だから誰かがそういうふうになりそうなことには、決して手を貸してはいけない」
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(引用ここまで)
最近、「まっとうであること」とか、「公明正大であること」ということを、とても強く意識するモードに入っています。
「誰かが痛い思いや、怖い思いをしそうなことには、決して手を貸してはいけない」。当たり前のようなことに聞こえますが、会社員をしていると、「仕事だから」という名のもとに、これに抵触することを、大なり小なり無意識のうちに行ってしまう危険性があります。
誰かの痛みの上に成り立つ仕事など、不毛です。
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