2012年10月1日月曜日

働くプレママが最初にすべきこと

組織で働く女性が、妊娠したとき、最初にすべことは2つあると考えます。

・ひとつは、直属の上司への報告
・ふたつめは、今後の見通しの意志表明

です。

■ まず「直属の上司への報告」について。

これは特に、つわりをはじめ、体調不良が起きやすい妊娠初期に、不要な心配をかけない、という点から有効です。

例えば、妊娠初期には、
・つわりで起き上がれず、出社できない
・気分が悪いため早退する、あるいはお休みをする
・通勤中に具合が悪くなり、遅刻する
ということが起きる可能性があります。

もしこうした事態に直面した場合、そして上司に知らせていなかった場合、どんな印象を持たれてしまうでしょうか?

無用な心配をかけるだけならまだしも、悪くすると「やる気がない、責任感がない」と、ネガティブに思われかねません。

またあらかじめ知らせておけば、時差通勤あるいは時短勤務の相談もできるようになるでしょう。

もしかしたら、「安定期(妊娠五ヶ月)になるまではあまり人には言いたくない」と思われる方も、いるかもしれませんし、また、あまり早期に、例えば、心音が確認され、妊娠が確定できる前(妊娠5週目など)に報告をすると、万一、初期流産が起きた場合にツライ思いをする可能性もあります。

(初期流産は、全妊娠数のおよそ20%に起きるといわれており、決して珍しいことでは、ないそうです)

ですが、先にあげたとおり、体調不良に関する理解を得やすくなるという点からは、心音が確認されたら報告した方が良いのでは、と思います。

その際「安定期に入るまでは、できるだけ公表を控えたい」など意向を申し添えれば、不必要に噂が広がることも、防げるでしょう。

■ふたつめは、「今後の見通しについての意志表示」です。

これは、明確に確定させたものである必要はないと思います。

ただ、
・退職意思の有無
・産前休暇に入る時期の目安
・復帰時期の目安(認められている期間フルに休むのか、もっと短い期間で復帰するのか)
・時短などの処置の要否
について、どのように考えているのか、その時点での意向で構わないので、直属の上司に伝えることをおすすめします。

というのも、上司はあなたが不在の間の人的配置、あるいは作業分担について検討しなくてはならないから。そのための予算を確保しなくてはならない場合もあるでしょう。

ですから、誠実さの証(?)としても、できるだけ早く意思表明することが大切なのです。

もし決定でないのなら
・「今の時点での考えで、まだ確定はしていないのですが…」
・「実際の正確な予定は、今後引き続きご相談させていただきたいのですが、イメージとしては…」
と申し添えながら伝えればよいのではないでしょうか。

「両立」の世界への第一歩は、「職場への配慮」から始まるのです。

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