クリエイティブ(創造的)、あるいはイノベイティブ(革新的)であることがもてはやされている昨今、忘れたくないなと思うことがあります。
それは「縁の下の力持ち」にも光を当てて、きちんと評価すること。
■ もちろん、誰も思いつかないような、これまでに存在しなかった製品やサービスを生み出して、人類に革新を与えることは、素晴らしいことです。
誰もができることではないですし、そうした才能を備えている人は、ぜひ革新を生み出し続けて欲しいとも思います。
■しかし、同時に忘れてはならないことは、こうした革新的なアイデアも、形にして実現する人がいなければ、ただの空想にすぎないものだということ。
「細かくて地味だけど、誰かがしなくてはならないこと」は、どんな仕事にもあります。
こうした仕事を、間違いなく確実に遂行する人がいるからこそ、イノベーションが起こりうるのです。
■ ピッチャーは確かに目立ちます。4番打者も華があります。
しかし、ピッチャーだけでは野球はできませんし、4番が打席に立つ前に、1番が確実に出塁し、2番が我が身を犠牲にして1番を進塁させ、さらに3番がチャンスを広げておくからこそ、4番の活躍が目立つのです。
多種多様な役割の人材を、公平に評価すること。
多様性のある人材を、組織に内包し、それぞれが強みを発揮すること。
そして、それぞれの役割を公正に評価すること。
それが多様性を認めること、すなわちダイバーシティなのではないかと思います。
※もしよろしければ、感想など、お気軽にお寄せいただけると嬉しいです↓
0 件のコメント:
コメントを投稿