2012年1月5日木曜日

女性のキャリア:一般職か、総合職か

少し前の記事となりますが、下記の記事を読んで思うところがあったため、「反感を覚える方もおられるかも?」とドキドキしながらも、思い切って感じたことを書きます。

「敵か味方か?女性管理職VS一般女性社員の実態」
http://wol.nikkeibp.co.jp/article/souken/20111122/116133/?P=1

「結婚か仕事か」「仕事か育児か」と同じくらいよく見かける図式「管理職か一般社員か」についてです。

まずなぜ「管理職か一般社員か」という男性では滅多に起こりえない図式が成立するのかを考えました。

男性は基本的に、自分の食い扶持を自分で稼ぐ覚悟ができている方が多く、さらに言えば、家族を養うという責任を負っておられる方も、また多いわけです。となると収入面から自然と管理職を目指すことになります。

翻って女性はどうか?というと、家族を養うという責任を負っている男性と比較して、そこまで仕事にコミットしておらず、またする必要性もない人も多いのかと。

ゆえに「そもそも管理職を目指して収入を上げる必然性がない」という、男性ではなかなか生じ得ないような選択肢が生まれ、それによって「管理職 vs 一般社員」という図式が成り立つのかなと思いました。

また一般社員であっても、ある分野における専門知識を追求してスペシャリストとして能力を磨き、組織に貢献する、という立場もあり得ると思いますが、仕事に対するコミットが低いゆえに、そこまで至らないのかもしれません。

つまり、一般社員であっても、自ら納得してその地位を堂々と獲得しているなら、恥じることも他者を羨む必要もないのですが、上記のような理由から、どこかで自分の立場に納得していない、あるいは仕事へのコミット度が高くないために迷いが生じていると、このような図式を招きやすいのかと思ったわけです。

では「本当は管理職を目指したいのに、諸般の事情で実現できない」という方は、どうすればよいのでしょうか?

ひとつ投げかけてみたいのは、もしその「諸般の事情」がワーク・ライフ・バランスであるなら、「制度が」「会社が」「ロールモデルが」と受身になるのではなく、「腹を据えて覚悟を決めて、自分の欲しいものを自分から取りに行きませんか?」ということです。

もし職場に制度がないなら、作ってもらうよう声をあげましょう。
制度があっても適用者がいないなら、自分が第一号になりましょう。

ただし、権利を主張するのではなく、あくまでテストケースとして「会社の役に立ちたい」という立ち位置で働きかけることです。

謙虚な姿勢で「企画」として提案すれば、ダイバーシティが取り沙汰される今の御時世、会社にとっても悪い判断はしないのではないでしょうか? 後進のためにもなることです。その上で、どうしても難しいようであれば、他社へ移るというのも選択肢になるのではないでしょうか?

少しキツイ表現になることを承知で、あえて言います。

もし本気でワークライフバランスを手にしながら、上を目指したいと思うなら、このくらいの「企画」ひとつは通さなくては、これから先に生じるであろう困難には打ち勝てません。

欲しいものがあるのなら、受身にならず、勇気をもって自分の手で勝ち取るべきです。
自分の人生に、何の遠慮をする必要があるのでしょうか。失うものは何もないのです。

…と、勝手なことばかり連々と書きました。この手の話題になると、どーしても熱が入ってしまう自分を再認識していますが、だからこそ、このブログのテーマは「仕事と育児の両立」なのだなぁとも思っております。

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