2011年12月4日日曜日

商人の道

今日は、福沢諭吉の残した言葉といわれている「商人の道」を紹介します。

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「商人の道」

農民は連帯感に生きる。
商人は孤独を生き甲斐にしなければならぬ。総て競争者である。

農民は安定を求める。
商人は不安定こそ利潤の源泉として 喜ばねばならぬ。

農民は安定を欲する。
商人は冒険を望まねばならぬ。
絶えず危険な世界を求めて そこに飛び込まぬ商人は利子生活者であり隠居であるに過ぎぬ。

農民は土着を喜ぶ。大地に深く根をおろそうとする。
商人はどこからでも養分をすい上げられる浮き草でなければならぬ。
其の故郷は住む所すべてである。
自分の墓所はこの全世界であり、先祖伝来の土地などと言う商人は一刻も早く算盤を捨てゝ鍬を取るべきである。

石橋をたゝいて歩いてはならぬ。
人の作った道を 用心しながら通るのは 女子供と老人の仕事である。

我が歩むところ そのものが道である。
他人の道は自分の道ではないと言うのが商人の道である。
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忘れがちなことではありますが、ビジネスパーソンは皆、商人です。

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