人生は、幾つもの「忘れ得ぬ光景」が、パッチワークのようにつながってゆくものではないかと感じている。
どんな光景を「忘れ得ぬ光景」と感じるかは、ひとそれぞれ。
だから、ふたつとして同じ模様は存在し得ないし、ひろいあげる「カケラ」もひとそれぞれ。
一年前の今日、私は「忘れ得ぬ光景」のカケラをひとつ、ひろった。
それは、雲ひとつない澄んだ青空と、見頃を迎えた銀杏の黄色の、見事なコントラスト。
小春日和の秋の陽射し。
そして出逢った、かけがえのない、たからもの。
普通の人にとっては、なんでもない、秋の一日。
でも私にとっては「忘れ得ぬ光景」となった、秋の一日。
これからも幾つもの「忘れ得ぬ光景」に出逢うだろう。
かけがえのないカケラたちに出逢える幸運に、感謝の気持ちを込めて。
丁寧に、丁寧に、人生を積み重ねてゆきたいと思う。
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