昨日は「少ない時間で成果を最大化するためには、そのタスクの目的を理解して、不必要な作業を排除する必要がある」ということを書きました。
今日は「なぜ、このタスクを行うのか?」を問う時のコツをご紹介します。
ズバリ!それは、「なぜ?」を七回繰り返すこと。
絶対に七回である必要はないそうですが、「なぜ?」を問い続けていると、だいたい七回の前に本質的なポイントにたどり着けるのだそうです。
■ 例えば、私はかつて毎朝出社後に、20ほどのメディアに掲載された業界関連ニュースを30分かけてチェックしていました。
それが責務を果たすために必要だと思っていたからです。
しかし、「なぜなぜ思考」を試した後、2つのメディアについての情報を1分でチェックするだけの方法に切り替えました。
それで十分だということがわかったからです。
それからさらに時を経た今、このタスクは他の人に任せるようにしています。
具体的に、私の行った「なぜなぜ思考」をご紹介します。
(若かりし頃の話なので、稚拙な例で恐縮ですが、具体例があったほうがわかりやすいと思うので、恥を忍んで公開します)
ーーー
①なぜ20のメディアを確認する必要があるのか?
↓
自社に関する記事が掲載されていないか確認するため
↓
②なぜ確認する必要があるのか?
↓
ネガティブな記事が掲載されていた場合、問い合わせ対応案を作成する必要があるから
↓
③なぜ問い合わせ対応案を作成する必要があるのか?
↓
問い合わせがあった時に、スムーズに対応する必要があるから
↓
④なぜスムーズに対応する必要があるのか?
↓
記者はスピード重視だから
ーーーーーー
ここまできて、ハタと気づきました。
即回答を求められる記者は20メディアのうち、2社だけ。
朝はそこを重点的にチェックすれば、あとは必ずしも朝一番に把握している必要はないのでは?
他の分は、Googleアラートや、クリッピングサービスを活用して、午前中のうちに自動的に情報が入る状態を構築しておけば良いのでは?
そこで前述のやり方に変えたのです。
結果は書いたとおり。
目的を達成しながら、朝の貴重な時間を30分、節約することができました。
「なぜなぜ思考」お試しになってはいかがでしょう?
もしよろしければ、感想など、お気軽にお寄せいただけると嬉しいです↓
0 件のコメント:
コメントを投稿