2011年10月11日火曜日

水を知らない魚

米国人の同僚から、ある格言を教えてもらいました。

A fish is the last to discover water.

直訳すると、「魚は、水を発見する最後の存在である」。

教養のある方ならお分かりになったでしょうか?
私には、さっぱり分かりませんでした。

中国の格言だというので、中国出身の同僚に聞いてみたところ、「中国の唐詩にある言葉に相当する」ということで、以下の解釈をもらいました。

不识庐山真面目 (廬山の 真面目を 知らざるは)
只缘身在此山中 (ただ 身の この山中に あるによる)

つまり、「その環境に居て、慣れているため、その環境(もしくはその環境の一部)の存在感、重要さ、必要性に気付かないことが多い」という意味になるそうです。

■ そこで我が身を翻って思ったこと。
私も「水」を知らない魚であった、と。

子供を授かり、家族が健康で、仕事を続けていられること。
まずは、今の自分の環境に心から感謝し、日々、感謝の気持ちを持ち続ける。
さらに上を目指して、努力する。

謙虚さと向上心と、バランスをもって歩んでゆきたいなと、しみじみと感じました。

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