■仕事でおつきあいのある会社さんに、とても素晴らしい営業担当者がおられます。
・しつこくない程度に会社に顔を出してくれ、
・お話をしている間に、「ああ、こんな仕事もお願いできると便利なんだよなぁ」と気づき、
・いつの間にか、新しいお仕事をお願いしている
という、さりげなくスマートな営業を展開してくれています。
ご縁は2年ほど前からで、最初はほんの小さなお付き合いからでしたが、
今ではその分野に関しては、かなり高い比率でお仕事をお願いするようになっています。
■物腰も柔らかで、押しが強いわけではないのに、いつの間にかがっちり当社に入り込み、
さらに
・いつも、「お会いしてよかったなぁ」という気持ちにさせてくれること、
・必ず新しい提案をしてくれること、
・なにより、さりげなくこちらのニーズを聞き出す「投げかけ」が素晴らしい
ので、
「これはきっと何かコツがあるに違いない!」
と思い、ランチを申し込んでお話を伺いました。
その方から伺ったコツの一部をご紹介します。
■ある営業担当者(営業歴8年)が心がけていること
・お客様の話を「聞く」ことが基本。仕事のチャンスはお客様の中にある。
・そのためには、お客様にお話をしていただかなくてはならない
・お話をしていただくには、
(1). お客様の都合をお話をしていただけるくらい、打ち解けていただく必要がある
→そのためには、用事を作って、足を運び、時間をかけて親しんでいただくしかない
(2). お話をしていただけるような、適切な「投げかけ」をする必要がある
→そのためには、最低限お客様のウェブサイトを見て、
「自社がどのようなことで貢献できるか?」を考え、「投げかけ」として提案してみる
→自社の最近の取り組みを紹介し、興味関心を引くか、質問してみる
・ゆえに、「営業はお客様に育てていただく」もの、ということにつきる。
■いかがでしょう?
文字にしてみると、ビジネス書などでは
「営業の基本」
として書かれていそうなことですが、
その方の人柄や雰囲気とあわさって、
テクニックを感じさせないレベルまで昇華しているところが
いわゆる、守・破・離の「破」の段階にあるのかなぁという印象を受けました。
この方の営業が「離」まで到達したとき、どのようなコミュニケーションを見せてくださるのか
とても楽しみです。
今日も「ANDで考えましょう!」
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