2011年7月23日土曜日

求められる役割に徹する

以前、組織で仕事をする上で心がけていることに、
「徹底的にホウレンソウ」をする、と書きました。

この「求められる役割に徹する」は、「組織で仕事をする上で心がけていること」シリーズの第二弾、2つ目のポイントとなります。


■これまで8人の上司に仕えてきましたが、求められる「役割」が同じだったことは、一度もありませんでした。

ちなみに予断ですが、ここで言う「役割」には、2種類の意味があります。

ひとつは、任される仕事の範囲=責務(responsibility)という意味、
もうひとつは、組織内での立ち位置=役割(role)、という意味です

英語では「role and responsibility」と表現されますが、組織における「役割」を考える上で、実にわかりやすい言葉だと思います。


■さて、「上司によって求められる役割が変わる」ことについて、具体例をあげてみます。

これは私の実体験に基づくものですが、上司Aに仕えていたときに求められた役割は、
・責務:報道関係者対応全般(ある程度の裁量を持つ)
・役割:絶対服従の兵士、“手足”
でしたが、

次に来た上司Bから求められた役割は、
・責務:報道関係者対応(あまり裁量は持たない)、広告、その他コーポレートコミュニケーション全般
・役割:“手足”だけでなく、“頭”も使ってほしい
と大きく変わりました。

同じ会社、同じポジションだったにもかかわらず、上司が変わっただけで、これだけ変わったのです。


■もし、求められる役割を知らずに、期待と異なる役割を演じていたら、上司からの評価は低く、信頼関係を築くのも難しかっただろうと思います。

自分が求める役割に、忠実に徹する部下であれば、誰でも信頼と安心感を寄せるのでは。

信頼感を醸成できれば、自分にとっても上司にとっても、快適な環境で仕事ができるようになり、自分の意見や提案も通しやすくと思います。


■それでは、どのようにして、求められている役割を知ればよいのでしょうか?

こればズバリ、上司本人に聞くのが良いです。
ついでに、「自分がその役割をどの程度果たせているか?」も、率直なところを一緒に聞いておくと、良い成長機会になりますし、今後物事を進める上でもスムーズになるのではないでしょうか。


今日もANDで考えましょう!

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