2012年9月2日日曜日

ビジネス目線で見るプリキュア 2

先日、「ビジネス目線で見るプリキュア」と題して、

・2011年度プリキュア関連グッズ売上は、115億円(バンダイナムコHD 2011年度通期決算より)
・ターゲット層となる3-9歳の女児がいる世帯数で割ったら、各家庭の平均出費が算出できる

と書きましたが、世帯数のソースを思いつかずに、いったん考えることを放棄しました。


が、思いつきました。

「ターゲット層となる3-9歳の女児の数なら、国勢調査でわかるかも? であれば、ターゲット女児ひとりあたりに、家計がいくら使っているかを、ざっくり算出できる!」

というわけで、早速、統計局のホームページを確認したら…。

あった、あった、ありました。

年齢3歳階級別こどもの数(平成24年4月1日現在)」という調査結果が!

こちらによると、

・3- 5歳の女:157万人
・6- 8歳の女:158万人
・9-11歳の女:169万人


でした。

算出したいのは「3-9歳の女児」なので、9-11歳を1/3で割れば、ざっくり9歳女児の数を出せます(イメージを掴めればOKなので、ここの正確性は目をつぶります)。

つまり、

・157万人(3-5歳)+ 158万人(6-8歳)+56万人(9歳)=371万人(3-9歳女児)

で、プリキュアのターゲット層の女児は、371万人いることになります。


この371万人を昨年の売上115億円で割ると・・・

115億円÷371万人=3099.730458221024円≒3100円

 出ました!
女の子ひとりあたり、3100円のプリキュアグッズの購入をしている計算になります。

もちろん、もっとたくさん買ってもらっている子もいれば、まったくグッズを持っていない子もいると思いますが。

思えば今年は、我が家も3000円程度のグッズをひとつ買っておりますので、平均的な消費をしているということですね。少し複雑な気分・・・。

しかし、良い頭の体操になりました。
こんな感じで「日常生活」をビジネス視点で考察していったら、商売センスが身につくかな?

「日常の中の経済学」、ゲーム感覚で楽しめるので、オススメです。


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