2012年4月25日水曜日

外資系企業の管理職

突然ですが、管理職は責任重大だなぁと思います。

部下を持つということは、その人の人生にある種の責任を負うことだと思うからです。
それは雇用や給与だけでなく、ビジネスパーソン生命にかかわる能力開発、あるいは人生の多くを占める勤務時間を、いかに充足感を持って過ごしてもらうか、というところまで、多岐にわたります。

そんな管理職のなかでも、外資系企業の管理職は、日本企業のそれよりも厳しいなぁ、ということを最近つくづく思います。

なぜか?
それは、常にレイオフと背中合わせだからです。

多くの外資系企業の場合、人事権は人事部ではなく部門の管理職にあります。そのため、まさかの時には、大切なスタッフを自らの手で切らなくてはなりません。

日本には厳しい解雇規制があるため、日本に拠点をおく外資系企業がレイオフを行う際には、きちんと法律に則って実施されるのが通例だとは思います。が、「スタッフを切る」という苦渋の決断を迫られ、実行しなくてはならない苦しみには変わりありません。

「自分のスタッフのことは、なにがあっても守る」と言ったマネージャ。

「まさかの時には、自分の力では守ることはできない。残念だけどそれが事実。だから自分ができることは、みんなに市場価値を付加すること。それが結果として、ビジネスパーソンとしてのみんなを守ることになると思う」と言ったマネージャ。

その覚悟を背負うことが、自分にできるのだろうか。

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